淡路島の古民家での暮らし方_File2

2012.6.14

Researchの概要

調査日2012年6月14日

File02 三井 敦史 Atsushi Mitsui

1974年生まれ。愛知県出身。フリーター、海外放浪などを経て、2008年に農業研修生として南あわじ市に移住。20119月より、洲本市中川原町にて、ゲストハウス、八百屋などをしている。

1. 淡路島行き、最終決定打は『魚がおいしい』!

淡路島に移り住んで2年、三井さんの会話の語尾にはもう淡路弁の「だ~」がついている。大学卒業後、アメリカ、メキシコ、ブラジルなど世界を旅する日々。帰国後、友人に誘われるまま田植えを手伝いに行き「これからは農の時代だ」という言葉に惹かれ農業の世界に。引っ越しは20回以上、「家はありませんか~」と200件程訪ねて古民家を自分の足で探しまわったこ とも。各地を渡り歩き、有機農業の研修生として、3つの候補地の中から淡路島を選んでやって来たそうだ。田舎暮らしの良い所について聞いてみると、「人間らしい生活を送れる気がするし、幸せを実感しやすいと思う。ちょっと畑に行って野菜を収穫したり、それこそさんまを七輪で焼くのなんて朝メシ前でしょ。自然の中での暮らしは手放したくないなぁ。毎日お風呂に入れるだけでも幸せ!」電気、ガス、水道が無い小屋で暮らした経験から家の大切さを学んだらしい。

2. お味噌汁おかわりありますよー

料理好きの三井さんのおもてなし。クチの南蛮漬け、玉ねぎとたもぎ茸の炒め物、小なす、小かぶの塩麹漬け、ポテサラ、お味噌汁、黒米と玄米のグリンピースごはん、フルーツ。酒蔵で働いたこともありお味噌も手作り。「ポテサラっていもを茹でてから 炒めるんだっけ?  まあ炒めてみよう。緑があるときれいから仕上げには大葉を」とかいいながら即興でどんどん料理が仕上がっていく。斬新な料理と思いきやどれも素材の味が生かされたやさしい味。テーブルの上にはさりげなくかわいい野草が、こういう気遣いがうれしい。

3. 品物には旅をさせよ

野菜を作ることから直接売る楽しさにも惹かれていった三井さん。島内で玉ねぎの訪問販売をしたときに1番買ってくれたのは地元の小学生。「お野菜いりませんか~?」子ども達の大きなかけ声と一緒に団地をまわったのが楽しかった。そのうち生産者より消費者が多いところに売りに行かなければと思ったそう。夏の間は野菜が傷みやすいのでお休みしているが、軽トラ に地元の野菜などを積んで阪神間に行商に出かけている。今後の展開について聞いてみると「夢は神戸の地下で割烹着のおばさんが作る定食の店を開くこと。ワンコインでヘルシーなお昼ご飯って自分でお弁当を作るしかないから。そこを八百屋の拠点にもしていきたい」とキラキラ語ってくれました。

4. 地を這う集中力

「外の畑を見せてもらえますか?」とお願いすると「いいですよ。じゃあちょっと草でも刈ってるところを」とシチュエーションを意識してくれたと思ったらすごい勢いで作業開始。「これはかぼちゃですか?」という問いかけも耳に入らず、「集中力がすごい!」とか噂してる取材班の会話に振り向きもせず、あっという間に畝のまわりを1往復。「取材だからがんばってる感じのほうがいいかなと思って」ありがとうございます、三井さん! でも動画じゃなくて写真なんで···。畑で収穫する時はFacebookにナレーション付き動画で投稿するそう。何事も最後のプラスαまで手を抜かないところが素晴らしい。

5. Peaceful Music

歌も上手でかなりの音楽好きの三井さん。周りの家が離れているこの家ではボリュームをあげて大宴会しても大丈夫。気持いい縁側でギターの演奏をリクエスト。周りの人と一線を引かない、ウェルカムな雰囲気と優しい音色に包まれました。

6. リコミンカに一言お願いします!

「僕の目的は過密した人口を拡散させるのが目的。リコミンカには同じ思いがあるから、 本気で心から応援してるねん。ひらまっちゃんみたいな人が出て来てくれてすごいうれしい。まず土地を探す人がいるけど、僕は家を先に探したほうがいいと思う。古民家を週末見ただけじゃ決め兼ねると思うから、物件を見て回ったり、実際に古民家暮らしを体験したり、生きた情報を語り合ったり、そういう場所として絆の郷を使ってもらえたらと思ってます。」リコミンカ平松は情報発信を、三井さんは現場を盛り上げ、お互い力を合わせて淡路島を盛り上げていこうと誓い合いました。

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