頭で考えがちな現代社会において、どうしても自分の手や体を動かして、建築や物を作ったり考えたりすることが疎かになってしまいます。頭の中にある何か具体的なものになる手前の柔らかい状態から、いきなり図面化するのではなく、実験的に試行錯誤し形にする場所を設けています。スタジオには様々な素材や道具があり、またアドバイスを求める作家、職人とのつながりもあります。まずは形にし、試行錯誤し議論することでよりいいものが生まれると信じています。
人の営みや、自然の風景、自然現象、
ささやかな暮らしのなかに
ふと立ち現れてくるもの。
人の作為を超えたものがもつなにかを
丁寧に掬い出し、
身の回りの家具、道具、用具を
製作していきます。
私たちの設計の根幹となっていく、
建築物となる手前の試行錯誤の結晶です。