島の十皿
- 会期 │ 2018年7月1日(日)
- 時間 │ 18:00 - 20:00
節気は夏至を迎え
半夏が生え始めるころ
淡路島が育んだ十の食材
淡路島で作られる十の器
島の十皿が表現される
時間 | 18:00~
会費 | 10,000円(ドリンク込)
定員 | 12名
場所 | HIRAMATSUGUMI 兵庫県洲本市中川原町中川原555
食 | 真野 淳
十皿と名付けるきっかけは、コートドールの斉須政雄さんの著書「十皿の料理」。
僕が料理の仕事を始めた頃、先輩から頂いた本だった。
斉須さんは人生を料理に例え、一皿一皿、自身が経験され感じた事を交えて書かれている。
料理人としてというか、人としての生き方を教えてもらえた本だ。
この十皿の料理には、斉須さんのフランスでの修行時代のすべてが詰まっていると書かれている。
この言葉を借りて、僕が淡路島で生まれ育ち、これまで料理人として経験したことすべてを淡路島の食材で十皿の料理に表現したい。
淡路島の十人十色な作家さんの器を使わせて頂き料理とマリアージュさせる。
料理の内容は、淡路島の食材で十皿のコース仕立て、素材を前面に出したシンプルで簡潔な料理。
酒 | SPICA ROSE THE BAR 奈良正幸
旬のフレッシュカクテル、この時期に味わっていただきたいフランスワインをご用意。今飲んで美味しいお酒を愉しんでいただきたい。
器 | 島の十皿は、淡路島の木や竹の皿、淡路島で作陶されている作家によるもの。
樂久登窯 西村 昌晃
Awabi ware 岡本 純一
鶴来窯 前田幸一
すみれ窯 宇田賀織絵
atelier KIKA 北島庸行
たんがじ釡 juchi
陶器あ⇔ん
イベントレポート
季節は夏至を迎えたころ 島の十皿- shimanotosara-を HIRAMATSUGUMIにて開催致しました。
お料理は、淡路島の食材を使用し素材のもつ味わいを前面に出したシンプルで簡素なものを十皿のコース仕立てに。
お酒は、旬のフレッシュカクテルや、その時に最も美味しく味わえるフランスワインを合わせて。
器は、淡路島の作家7人に製作して頂いたものや、海の石、山の竹など自然の産物を。
淡路島で生まれ育ったシェフが、これまでの料理人としての経験したこと全てを、淡路島の食材で十皿の料理に表現したいとの想いから始まったこのイベントは、淡路島の作り手の方々によって特別に製作いただいた器と合わせて、島の十皿のコースとなりました。
海の幸、山の幸、地の恵みなど、淡路島という土地からのめぐみを余すところなく使用し、それぞれの素材の味わいを生かす方法で調理されたお料理が並びました。素材のもつ力強さと素朴さ、それを受け止める懐の深さをもった器は用をもってさらに美しくなり、そして集った人々によって、空間はより一層生き生きとしていました。
お客様をお迎えした頃は、お席に面した大きな窓からは緑が目にも鮮やかだったのが、食も酒も進みいよいよいい調子となったころには、陽はすっかり暮れ、ガラスを透過したやさしい光が空間をつつんでいました。
ギャラリースペースでは、今回ご協力いただいた作り手の方々の作品を展示し、島の十皿展を合わせて開催いたしました。