淡路島の植物や土を使用した染めの実験_File03
2023.3.18
Researchの概要
original product.2 景色を写すの制作にあたり、Reflection-反射.反映.内省をkeywordに島の大地や風景がそのまま立ち上がったような島の建具の制作を構想。身近な植物や土が内包する色を和紙に写し込む。
調査日2023年3月18日
染め_File03
1.ひのき(樹皮)
ネットに入れ鍋で5時間 大鍋3杯分/900g檜皮チップ
2.玉ねぎ(皮)
冷凍して保存可 ネットに入れ鍋で1時間 大鍋2杯分/90g玉ねぎ皮
3.ノグルミ
実 大鍋一杯分/摘みたての実470g
4.土(淡路土/淡黄土/灰土/紺土/浅葱土)
水300mlに対し大さじ2 和紙8枚
5.ベンガラ(ベージュ)
水300mlに対し大さじ1 和紙1枚
手順
1.濃染液(水道水800cc+カラーアップ5cc) 50~60℃ 1h
2.染色液(湧き水) 50℃ 5min~
3.媒染液(湧き水) 15%*注 2.3min
4.洗い(水道水)
*2~4の工程を1~3回繰り返す
5.ソーピング剤 *忘れてた..
6.乾燥
*注 媒染液 水300gに対しての15% 45g
1.ひのき
銅 3回染め / アルミ 3回染め / 鉄 3回染め
2.玉ねぎ
銅 3回染め / アルミ 3回染め / 鉄 3回染め
3.ノグルミ
銅 1回染め / アルミ 1回染め / 鉄 1回染め/ アルミ1回+鉄1回(さっと)
4.泥染め
手順
1.下染め(水道水+下染め液3%) 50~60℃ 1h
2.土を溶かした液(湧水+各種土) 50℃ 20分くらいおく
3.洗い(水道水)*つけ置き後表面の土を落とすようにさっと洗い流す
4.乾燥
所感
ひのきをチップにして煮出したことで発色が良くなった
草木染めは一部ムラがでた
・玉ねぎ+アルミ/玉ねぎ+銅
・ひのき 3種とも少しムラあり
・ノグルミ+銅
玉ねぎとひのき染めは、和紙がシワシワになっている。なぜ?成分?
泥染めはつけおき時間によって色の濃度が濃くなる?
色が薄い土(淡路土/淡黄土)で染めたものに、色付き土(紺土/灰土)でサッと重ね染めすると模様のようになった