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造成工事

2017.8.5

家を建てるなら、なるべく自然の地形のままがいい。
自然に地形に合った、そこから家が生えてきたような、そんな自然なカタチが理想である。
とは言っても、ここの敷地はもともとは田圃を作るのに人工的に作られた敷地である。稲作にとって効率的になるよう斜面地を平地に整形し、そこに機械が上がれるように道がつけられた。
次は、もともと田圃用の道を乗用車が通れる道へ。そして北側の必要以上に削られずる危険がある斜面をもう少し緩い勾配に。人が住むために適した敷地になるよう最小限の手を加える。なるべく謙虚に自然に寄り添うように。
ただ、大型の重機をいれて土地を削って形状を変えていくのは大工事になるのは避けられない。様子を見ながらやりすぎないようにいい加減でとどめておきたい。図面ではこのあたりのことは感じられないし、表現できない。実測をかけて図面上に敷地の形状や勾配を落とし込んで、模型で検討しても想像の域を出ない。あらかたの方向性は出せるが、細かいニュアンスは現場でやるしかない。
このあたりの身体感覚はまだまだ掘り起こしていかないといけない。

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