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森と林

2017.5.17

森と林の違いを知っているだろうか?恥ずかしながら明確な区別がないまま、なんとなく使い続けていた。
森の案内人、三浦豊著の「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう」の中にそのことが出てくる。森は自然にできているもの、林は人の手が入ってできているもの。森は「盛り」が、林は「生やし」が語源になっているという説もあるらしい。

写真は、クミノ工房の井上さんが仁井の山を撮影したもの。こうも明確に山の様子が変わっていたことに驚いた。右側は間伐せずに植林されたままの手つかずの檜林。左は今回の伐採で列状間伐を行った檜林。人の手が入った林は、ある程度人の手を入れ続けないとダメなのかもしれない。風が通り、光が地面まで入った林はとても気持ちのいい場所に変わったし、足元の植生もこれからどんどん変わっていくだろう。
近視眼的に目の前の物事のみを考えがちな我々であるが、山全体のこと、何十年、何百年と続く自然の一部に手を入れていることを意識しながら次の行動に移したいと思う。
まずは森と林の違いを認識したうえで山を観察し言葉に変えていきたい。

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